東大前駅事件と教育虐待

中学校生活

5月7日 東大前駅で起きた傷害事件。

電車に乗ろうとしていた大学生が、男に切りつけられてケガをした。

男は事件を起こした動機を

「教育熱心な親のせいで不登校になり苦労した」

「東大を目指す教育熱心な世間の親たちに、度が過ぎると子どもがグレて私のように犯罪を犯すということを示したかった」

名前に『東大』と付いていて、世間の人たちが教育虐待を連想しやすいと思った」

と、供述しているそう。





これまでにも、教育虐待が原因の事件は起きている。

2018年滋賀医科大学母親殺害事件

2018年目黒女児虐待事件

2016年名古屋小6受験事件

これらの事件が記憶にあたらしい。

当時、どれも極端な親による虐待事件だと思っていた。

しかし、今回の東大前切りつけ事件に関してはどうだろうか。

容疑者がどのような環境で生育したのかわからない。

本当に教育虐待が起きていたのかもわからない。

でも、母の中でモヤっとしたものが湧いたのは事実。

私も教育虐待をしているのではないか…?

勉強面でブー子をミー子を追い詰めていないだろうか…?

そんな思いが頭をよぎった。









「教育熱心な親や教師などが過度な期待を子どもに負わせ、思うとおりの結果が出ないと厳しく叱責すること」

教育虐待は心理的虐待の一つだとされている。

こどもまなびラボによる虐待の一例。

・子どもをスケジュール漬けにしている

・子どもの勉強スケジュールを細かく管理

・友達と遊ぶことを許さない

・夜遅い時間まで勉強や習い事の練習をさせる

・志望校や職業など、子どもの将来を勝手に決める

・成績が悪いなどの理由から子どもに暴力を振るう

・机や壁を叩く、怒鳴るなどの行為で子どもを威嚇する

・子どもの自尊心を傷つけるようなことを言う

と、記載されている。

いくつかあてはまる項目が…。





中学生になったブー子。

とにかく時間が足りない。

塾の課題印刷や提出などの作業を含めると、毎夜約3時間松江塾に時間を割く。

学校の宿題は塾の前後で行う。

これで、放課後の時間が全て埋まってしまう。

夕食と入浴以外に空き時間はない。

勉強スケジュールを細かく立て、計画的に行わないと課題が終わらない。

のんびりやっていたら終わらないので、さっさと問題を解くように声掛けしながらだ。

学校の試験勉強や検定試験の勉強が入り込む余地がなく、眠い目をこすって夜遅くにやるしかない。

友達と遊びたくても、課題に追われて遊びに行けない。

共闘する親も大変で、時間を割いて一緒に勉強したにもかかわらずテスト結果が思わしくないと

「なぜミスしたの?もったいない」

「一緒に勉強したところなのに落としたの!?」

なんて子どもに言ってしまったりする。

ここまでで既に教育虐待にあたる!?

しかし、スケジュールに関しては、松江塾中学部の生徒は皆同じような感じなのではないか。

塾課題と学校の勉強を、睡眠時間を削ってなんとか両立させているのではなかろうか。





入学したばかりで心身共に疲れているブー子。

遠距離通学もあってくたびれているのがわかる。

本当はゆっくりさせてあげたい。

放課後はのんびり過ごさせてあげたい。

母はそう思いつつ、それでは成績は上がらないと考えて、机に向かうように声かけしてしまう。

誰の為?

子どもの為?

それとも親の為?





教育熱心と教育虐待に明確な線引きはない。

同じ学習量や学習時間でも、能力や素質によって子どもの受け取り方は変わるだろう。

勉強が好きとは言えない我が子たちに、無理強いしていないだろうか?

心が病んでしまう程の負荷を与えていないだろうか?

その答えが出るのは、ずっと後のことだろうか。

テーマが壮大なので、一回の記事では書ききれない。

自問自答しつつ、また記事にしたい。





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